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上司の勧めで企業合同 1Dayプロボノワークショップに参加してみたら、たくさんの気付きがありました!

PwC Japanグループは2月に株式会社三井住友フィナンシャルグループと共同で「ソーシャルな視野が広がる1Dayプロボノワークショップ」を開催しました。当日参加した入社1年目の佐藤 拓磨さんに、体験談を書いていただきました。プログラムについてはこちら

佐藤 拓磨(さとう たくま)
ビジネスリスクコンサルタント
2023年4月入社


新卒入社2年目の佐藤です。
社会人になってまだ1年も経っていなかった自分が、先日プロボノワークショップに参加する機会がありました。
自分がコロナ入社世代というのもあり、これまで社会で活躍する方々と活動するプロボノやボランティアに参加したことが全くありませんでしたが、今回プロボノワークショップに参加して多くの刺激や学びを得られたと感じています。

きっかけは上司のアドバイス。1Dayというハードルの低さに参加を決めました

参加した理由は、上司に社外の人との交流を勧められたことがきっかけです。私の上司はさまざまな人と交流することで自分の知らない世界や課題を知ることが、課題解決を生業とするコンサルタントの仕事に役立ち、自分の成長にも繋がるということを日々話してていました。
私自身も好奇心が旺盛な性格で、自分の知らない世界で活躍する人たちと交流するチャンスがあればいつか参加してみたいと思っていました。
しかし社会人1年目の私にとって、自分よりもずっと社会人経験のある人が多く参加されるであろうプロボノ活動に参加することには不安もありました。
同世代とのグループワークは経験がありましたが、一回りも年上の方とのグループワークは初めてで、周りに迷惑をかけてしまわないか、自分が価値を発揮できるのか心配もありました。そんな中で「1Dayプロボノワークショップ」というカジュアルなプロボノ体験のイベントがあり、ハードルを感じていた自分にとって絶好のチャンスだと思い、参加を決めました。

PwCの業務をしているだけでは気付けない、重要な課題がたくさん存在することを知りました。

NPO法人の方々の話を聞いて感じたことはたくさんありますが、最も印象に残ったのは「NPO法人として活動を継続することの難しさ」です。NPO法人は社会の問題解決を目指して活動していますが、多くの団体が活動の継続に関して課題を抱えていることを初めて知りました。
NPO法人は営利を目指す通常の企業とは異なり、有志の出資や補助金に頼って運営されています。そのため、これらの資金源が断たれると、組織としての活動が困難になることがあります。
実際、多くのNPO法人が毎年、活動を継続できるかどうかの瀬戸際に立たされているそうです。さらに、人材や物資など、あらゆるリソースが不足しており、ボランティアの力を借りて何とか活動を続けているものの、いつ活動ができなくなってもおかしくない状況にあるNPO法人も少なくありません。
しかし、そうした団体に支えられている人々がたくさん存在するため、活動の継続が困難であるにもかかわらず、無理をしてでも活動を続けている法人が存在します。私はこれら多くの課題を抱えるNPOの現状に衝撃を受けました。
信念を持ち世の中のために設立されたNPOが途中で挫折してしまうのは、聞いているだけでも心が痛みます。私たちPwCは、民間企業や官公庁のさまざまな課題解決に日々取り組んでいますが、普段の業務領域外にも、まだまだ多くの大きな課題が存在することを、このプロボノワークショップを通じて痛感しました。まだ十分な支援を受けられていない人々に対して私たちに何ができるかを考えることは、私個人にとっても、PwCにとっても、今後の大きな課題だと感じました。

プロボノ参加の不安とは裏腹に、イベント会場は温かい雰囲気でした。

まず言えることは、当初のプロボノに参加することへの不安は杞憂だったということです。参加者のほとんどがプロボノ未経験者であるにもかかわらず、みなさんはとても話し上手で温かい方々で、グループワークに参加するハードルを感じずに参加することができました。
私のグループには、年齢も業界も異なる多様なメンバーが集まりましたが、それぞれがNPOの課題に真剣に取り組み、積極的に意見交換を行いました。ディスカッションの中では年齢や社会人経験の長さは関係なく、私のような若者の意見やアイデアがチームの成果に反映される場面があり、とても嬉しかったです。
異なる業界の方々とのディスカッションを通じて、新たな知識を得ることができ、これまで向き合ってこなかった課題に共に取り組むことは、貴重な学びの機会となりました。普段は社外の方々とはクライアントとしての関係で話すことが多いですが、プロボノ活動ではその枠を超え、平等でオープンなコミュニケーションが可能であり、有意義な時間を過ごすことができました。この経験を通じて、世の中を異なる視点で見ることができるようになり、新たな発見や経験をすることができると確信しています。
PwCのメンバーにも、このnoteを読んでいる皆様にも、機会があればプロボノ活動に参加していただきたいと思います。そうすることで、社会に対する新しい見方や、自身の見識を広げる機会が得られると信じています。私自身も、社会との繋がりを深め、社会に貢献するために、再びプロボノ活動に参加したいと考えています。

「誰かのためになることをする」です。クライアントから報酬をいただいている普段の仕事はもちろんですが、今回のようなプロボノ活動、社内での関わり、プライベートで関わる家族や友人など、日々人と関わる中で自分にできる「誰かのためになること」に取り組んでみることが、より良い社会に繋がると思っています。

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