入社1年目、コンビニ募金しかしたことのない私がプロボノ活動に初めて参加してみた話
私は、学生の頃からボランティア活動に関心がありました。
しかし、街のポスターや電車の広告掲示板などでボランティアの募集を調べると、ほとんどはアフリカなどの発展途上国での現地活動となり、気軽に参加できないと感じていました。
「いつか携わる機会があったらいいなぁ」と思いながら、結局具体的に関わる方法が見当たらないままで、コンビニの募金箱を通じて支援したり、NPO関連グッズを購入したりという日々を過ごしていました。
そんな時、社内でプロボノ活動があることを知り、シェアリングランチセッションに申し込んだことが最初の一歩になりました。
シェアリングランチセッションで経験者の体験談を伺うことができましたが、その時はプロボノのような活動に参加したことがなかったため、支援メンバーになって良いのか自信がなく、参加するのを少しためらっていました。
そんな中、運営事務局の方からメールが届きました。
不安があることを正直に伝えたところ、「もし不安があるなら、最初はサポートメンバーとして参加してはどうでしょうか」と優しくアドバイスをいただきました。
そこから、NPO法人新座子育てネットワークへの支援活動が始まりました。
他のメンバーと顔合わせをしたところ、皆さんは各領域のプロフェッショナルであることが分かりました。また、とても親切な方々で、入社1年目の私のことを受け入れてくれ、最初の不安な気持ちがなくなり、ホッとしました。
まずは事前準備として、リーダーより勧められた支援先に関する書籍を読みました。そのおかげでプロジェクト開始前に支援先の活動実績などの予備知識を得ることができました。
支援先の現状をヒアリングし、社内外の関係者と連携したところ、承諾書や支援計画書などの作成から申請までの一連の準備と調整が必要とのことで、社内手続きの手配を素早く進めました。
支援準備が整ってからは、毎週1回の定例会を開始しました。
より良いサポートを行うため、定例会の前日には支援チームで事前打合せも行いました。そこで自分の役割分担もきめました。
定例会のテーマは週ごとに変わり、支援先の希望に応じて、次回の支援内容を調整する形です。リーダーは私の熱意を感じて、定例会の議事録作成や情報共有などの事務回りだけでなく、個別指導の時間もいただき、支援内容をより深く理解できるようになりました。
支援プロジェクトが進んでいる際に、さらに支援の内容に深く関わりたいとリーダーに伝えたところ、「プレゼンをやってみませんか」と声をかけていただきました。
プレゼン資料作成のため、さまざまな情報を集め、今回のプロジェクトの課題を把握し、役に立ちそうなポイントを絞り込みました。コンセプトをまとめた上で、今回のテーマに沿って資料の作成を進めました。
初期段階はバラバラで1枚ずつを作成しましたが、リーダーからアドバイスをもらい、もう1度整理し直して資料を完成させました。プレゼンの前日まで繰り返して練習を行い、本番の時は緊張して笑顔も忘れてしまいましたが、自分の反省点や今後の改善点などに気付くことができました。
事前準備も必要ですが、実際に回数を重ねないと、上達しないことがよく分かりました。プロボノ支援活動に直接関与でき、自らプレゼンテーションを行ったことはとてもよい経験になりました。
1カ月半のプロボノ支援活動は、あっという間に終了を迎えました。
今まで実施したワークショップの内容や支援成果物を中間報告にて発表しました。発表当日に同席したのはNPO支援先の方々や関係者の皆さん、プロボノ支援チームを含め10名以上となり、賑やかな発表会となりました。
リーダーは支援活動スタート当初の状況から、各分野のプロフェッショナルである支援メンバーたちがNPOの課題に真摯に向き合い、色々な解決案やアドバイスを提供したことや、今後の活動の道をさらに開くための進むべき方向性について語りました。短期間でこんなに素敵な支援計画を作成できたことにはとても良い刺激を受けました。
今回のプロジェクトのために、国籍、所属部門、職階など関係なく、色々な方々が集まりました。個性豊かなメンバーたちをありのままに受け入れることはPwCならではの包容力だと感じます。またベストソリューションを提供するため、支援メンバーたちそれぞれが誠実に課題に向き合うこともPwCでしかできないことだと思います。
素敵なメンバーたちと出会い、支援活動に関与することで社会課題を解決しながら、充実感が得られ、前向きな気持ちで新しいチャレンジに向き合い自信を持ちました。プロボノ活動での輪がPwCの中にどんどん広がって行くことを楽しみにしています。今後も可能な限りプロボノ活動に参加したいと考えています。
👇プロボノ活動について詳細はこちら