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公認会計士試験合格後、学生非常勤(学生パート)として働く

M.Sekino
保険アシュアランス部(INS)
2021年 定期入社


自己紹介

大学3年次に公認会計士試験に合格し、2021年4月に学生非常勤(以下、学生パート)として入社。1年間、学生パートとして勤務をしながら、予備校にてチューターとしても勤務。2022年に正職員に切り替わる。入社以来、外資系の生命保険会社の監査業務に従事をする他、学生パートをサポートする学生パートケアプロジェクトのリードメンバーとしても活動する。2024年からは保険会社のサステナビリティ情報開示のアドバイザリー業務にも従事。

学生非常勤(学生パート)とは?

通常のアルバイトと同様に、数カ月先までのシフト希望表を提出し、学生パートの希望と部門のリソースの需要に応じてアサインメントが組まれます。基本的に希望どおりのアサインメントが組まれますが、監査業務に関してはまとまった勤務日数が求められる場合もあるため、個人の勤務可能日数に応じた業務(監査業務や社内の業務など)が割り振られます。

私の場合は比較的まとまった日数での勤務希望を出していたので、監査業務にアサインしてもらえることが多かったです。大学の単位はほぼ取り終わっていたので、大学にはほとんど行かず、繁忙期は学生パートとして勤務し、その他の閑散期には予備校でチューターとして勤務をするというスタイルでした。もちろん、働いてばかりではなく、最後の学生生活を満喫しようと、定期的に友人と旅行などにも行っていました。

学生「パート」と言っても、業務内容は1年目の社員の方と同様です。もちろん、部門やチームにもよりますが、責任感や個人の裁量を持ってできる作業も任せてもらえる印象です。私の場合は、チームのタスク割り振り表の担当者欄に、他のメンバー同様に自分の名前が記載され、自分の担当となった作業について、先輩に相談しながら期限までに進めていくという働き方でした。「戦力」の1人としてカウントされていることに対する嬉しさもありながら、責任感を感じながら作業に取り組んでいました。コロナ禍での入社だったため、当時は原則リモートワークでしたが、毎日決まった時間に進捗報告や質問ができる時間を先輩に取っていただくことで、スムーズに作業が進められていました。

学生パートとして卒業前から働く魅力

学生パートとして働く魅力としては、早いうちに自分の強みや弱みと向き合い、その後のキャリアパスを自分の強みを生かしたものにできるという点が挙げられます。

学生パートとして入社後、初めて繁忙期を迎えた際には先輩方のおかげで何とか乗り切ることができましたが、全てが初めての経験だったため、作業の進め方やクライアントへの質問の仕方など、試行錯誤の繰り返しでした。その中で、自分がチームに貢献できた点や、反対に苦手と感じている点が浮き彫りになりました。これは3年経った今でも常に意識していて、自分の強みを生かせる場面では積極的にチームの中でも手を挙げ、自分の弱みについては改善しようと心掛けています。

監査業務の他にも、さまざまなことを経験しました。例えば、リクルートイベントへの登壇です。これは約300人が参加した予備校向けのオンラインイベントでしたが、ここまで大勢の方に向けてお話をする機会は初めてでした。元々大勢の前で話すのは苦手だと自分では思ってたものの、実際はすごく楽しく感じ、あっという間にイベントが終わりました。これがきっかけとなり、それ以降のリクルートイベントにも参加を希望し、クライアントとのミーティングなどでも苦手意識を持たずに、積極的に発言できるようになりました。

他には、社内の研修資料を作成することが挙げられます。監査業務の中ではあまりプレゼンテーションソフトを使用することがないため、とても貴重な経験でした。マネージャーの方が「自由に作ってみていいよ」と言ってくれ、どうしたら的確かつ視覚的に情報をまとめられるか、みんなが見たいと思えるような研修資料を作ることができるのか、自分なりに考えました。作成した資料を見てマネージャーの方が「すごくいいよ!」と言ってくれたこともあり、アドバイザリー業務に関与している今では、積極的に資料の作成に関与するようにしています。

キャリアに早い、遅いはありませんが、早い段階で自分の得意分野や改善点を特定できることは、その後のキャリアにとって必ずプラスになると思います。私自身も上記のような経験を学生パートの時に経験できたからこそ今につながっているなと感じることが多々あります。学生パートであっても1人の「戦力」として扱ってくれるPwC Japan有限責任監査法人だからこその魅力でもあると思います。

学生パートケアプロジェクト

PwC Japan有限責任監査法人には、「学生パートケアプロジェクト」というものがあります。これは2021年に当時学生パートであった職員2名の発案によって立ち上げられたもので、私自身もこのプロジェクトの2代目のリードメンバーを務めました。今年で4年目となるプロジェクトですが、「全ての学生が、正職員として入社するまでの間、PwC Japan有限責任監査法人とのつながりを保ち、安心して成長ができる環境を作ること」を目標として活動を続けています。毎年、前年の学生パート卒業生数名が次年度のリードメンバーとなるため、学生パート目線で非常に手厚いサポートを提供できる点が魅力です。

学生パートケアプロジェクトの主な活動内容としては5つあります。
1つ目は「学生パート用サポートチャット」です。これは学生パート同士や学生パートと正職員の間で円滑かつ適時なコミュニケーションを取ることを目的としています。リモートワーク下で希薄になりがちな同期同士の横のつながりや縦のつながりを構築する場を提供することを目的としています。

2つ目は「バディ制度」です。これは一定期間、学生パート1名につき正職員1名がバディとして付き、長期的な関係を構築することで学生パートにとって「困ったときに何でも聞ける窓口」を作ることを目的としています。

3つ目は「業務マッチング制度」です。先述したとおり、監査業務は一定日数以上の勤務可能日が求められる場合があります。そんな中で、単発的に勤務したいといった学生パートの柔軟な働き方に対応できるように、単発の業務の紹介を行っています。

4つ目は「学生パートケアルーム」です。月に1度、社内外から講師をお招きし、学生パートにとって有用なキャリアの紹介や勉強会などを企画・開催しています。

最後に5つ目として、「学生パート用Onboarding Package」があります。ここでは、学生パートが勤務するうえで必要な情報(人事・労務関連や経費精算の方法など)について一元化されたサイトを運営しています。

学生パートケアプロジェクトの詳細については、ウェブサイトもご参照ください。

相手の立場、気持ちを理解することに努め、相手が何を望んでいるのかを考えて行動するように心掛けています。その上で、自分が正しいと思ったことは正直に伝える。それは同期、先輩、上司、クライアント、誰に対しても同じです。 そうすることで仕事、人間関係など全てがスムーズに進んでいくと感じています。 これが私にとってのintegrityです。

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