名古屋事務所の新人研修って? 3つの研修プログラムを紹介
名古屋J1*レポートでは、2023年12月に入社した新入職員の体験をリアルに伝えます。初回の記事では、入社後約1カ月行われる研修について紹介します。
*J1:監査法人入所1年目の職員の通称。
プロに必要なスキル・マインドを習得する3つの研修プログラム
まずはItoから新人研修の内容についてレポートします!
新人研修は主に3つの研修から構成されています。ソフトスキル研修、テクニカル研修、ICS(インキュベーションスペース)研修です。
ソフトスキル研修は、プロフェッショナルマインドと基礎的なビジネススキルを習得するための研修です。会計士としてスタートするために必要な考え方を学びました。PwC Japanグループの執行役と直接お話しする時間は、「一線で活躍する真のプロフェッショナルとは何か」に触れる良い機会であり、とても貴重な体験となりました。
テクニカル研修は、PwCにおける監査業務の実務を理解し、監査ツールの使い方を習得するための研修です。受験勉強で学んだ内容よりも実務的な内容で、さまざまな発見や気づきがありました。
ICS研修は、監査現場で即戦力として活躍するために必要なスキルや姿勢、デジタルスキルをより実践的に学ぶ研修です。監査手続のロールプレイングや、監査調書の作成をグループワークの形式で学び、現場での仕事を具体的にイメージすることができました。
入社後の研修について不安を抱えている方もいるかもしれませんが、心配しなくても大丈夫です!
私は同期の仲間と協力しながら受講し、乗り切ることができました。研修期間はとても充実感のある日々であったと感じています!
同期の絆がグッと深まる東京研修
続いて、約3週間の東京での研修についてHondaからレポートします!
コロナ禍が落ち着いてきたことで、東京、名古屋、大阪、福岡の各事務所、そしてPwC京都監査法人(当時。2023年12月に統合)で採用された新人全員が集まり、東京のオフィスで3週間ほどの研修が開催されました。
研修では監査論を復習したほか、社会人としての心構えや監査のより実務的な内容を学びました。例えば、監査論で学ぶ監査手続の中に「質問」があります。質問の仕方次第でクライアントの返答が変わることを研修の中で学びました。
単にYes/Noで答えられるクローズドクエスチョンをするのか、Yes/Noで答えられないオープンクエスチョンをするのかにより得られる情報量が変わり、状況によって使い分ける必要があります。これは受験勉強をしている時には知らなかった、より実務的なことであり、大変勉強になりました。
この研修を通じて社会人としての自覚が芽生えると同時に、今まで試験合格のために勉強してきたことが監査の実務においても重要であることを再認識することができました。
東京研修では座学だけではなく、グループワークでさまざまな事務所の人と話し合いながら研修が進みます。各事務所のメンバーが混ざったグループで実施されるため、名古屋以外の同期ともたくさんコミュニケーションを取り、仲良くなることができました。研修後にはグループのメンバーで夕食に行くこともあり、今では全国にいる同期との情報共有をしたり、仕事とは全く関係ない趣味の話もしたりする関係になっています。
研修での学びはもちろん、法人内で横のつながりをつくる貴重な機会となった東京研修。リモートでは得られない対面研修ならではの良さも感じ、とても充実した3週間を過ごすことができました!
即戦力になるための「ICS(インキュベーションスペース)」研修
東京での全体研修後のICS研修についてTakahashiがレポートします!
全体研修後は事務所ごとに分かれた研修が始まります。名古屋の同期は名古屋オフィスに集まり、研修を受けることになりました。この研修では表計算ソフトなどのPCスキルやPwCの監査ツールの使い方など、より実践的なことを学びました。
私は幼いころから機械音痴で、PC操作に関して全く自信がありませんでした。最初は不安な気持ちでこの研修に臨みましたが、講師や近くの席の同期の助けを借りながら、なんとか乗り切ることができました。
特に講師は監査の経験を現場で数多く積まれてきた方で、そのような方に質問をし、話ができたのはとても貴重な時間でした。
研修の内容はもちろん、仕事とプライベートの両立の話や、おすすめのPC周辺機器の話など、為になることを多く教えていただきました。
振り返ってみれば、最初は自信のなかったPC操作も、研修が終わる頃には少し自信が持てるようになっていました。
この研修で学んだスキルは、現場に出た今、とても役立っています。
「ICS研修」では、これまでの東京研修と異なり、毎日名古屋の同期と顔を合わせることになりました。
研修で分からなかった点を教えあったり、ランチ休憩や研修後に一緒に食事をしたりすることを通じて、名古屋の同期との仲をより深めることができました。
最後までお読みいただきありがとうございました。次回のレポートもお楽しみに!