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村への思い、課題に向き合う姿勢は何物にも代えがたい課題解決のための原動力|新潟県関川村DXワークショップ【後編】

A.Kitayama
リスク・アシュアランス部
2021年新卒入社

本記事では、私が関与した新潟県関川村でのDX推進プロボノプロジェクト(以下、本プロジェクト)についてお話します。前編と中編を読んでいただいた方もいるかもしれませんが、今回は後編として、関川村の未来について考えるワークショップの最終日の様子とまとめについてお話ししたいと思います!

👇前編・中編はこちら

前編と中編でお話ししたとおり、関川村でのワークショップは、「気付きから実行までの流れを体験する」ことを目的に、全3日の日程で行いました。

Day3では、Day2からの1カ月間でそれぞれが感じた課題や、課題に対して起こしたアクション、そしてその結果から感じたことについて発表してもらいました。

残念ながら私自身は家族の都合のためDay3に参加することができなかったため、当日の詳細については他のPwC Japanグループのメンバーから聞いた内容になります。

参加者20名以上の皆さんが、それぞれが村の実態に沿った課題を選定し、実現可能なアクションを提案しました。

中には実際に調査しに行ったり、関係者にインタビューや取材をしに行ったりした方もいたそうで、行動力や実行力がとてもあると感じました。説明自体も大変分かりやすかったと聞いています。

最終回発表準備、発表風景

全3日のワークショップを通して実際の村の課題や皆さんの発表をお聞きし、私が感じたことは、関川村の皆さんの村に対する思いやエネルギーが非常に強く、個人個人がそれぞれ村につながりを感じているということでした。

ディスカッションにおいても、村の課題というより、村の魅力や良いところの方が多く出ていました。

関川村の皆さんが持つ関川村への思いや、課題に向き合う真摯な姿勢。これらは何よりも大事であり、何物にも代えがたい、課題解決のための原動力になると感じました。

デジタルの推進を図るという当初の目的から少し視点を広げ、デジタルに限らず村の課題解決について考えるキッカケとなり、目的であった「気付きから実行までの流れを体験」できたワークショップになったのではと感じました。

ワークショップ最終回場面抜粋

Day3のワークショップを経て、参加者の方々からは「村の将来について真剣に考える時間になった」「参加して良かった」など、感謝の気持ちを伝えていただける機会があり、私も微力ながらも貢献できて本当に良かったと感じました。

その後、実際に役場全体として取り掛かる課題を決めたり、関連部署に横展開したりする動きもあるそうで、今回のワークショップが関川村の皆さんにとって新たなチャレンジを起こすキッカケにもなれたように思い、参加できたこと自体を光栄に思います。

関川村の皆さんにとって新たなチャレンジをするキッカケになったと同時に、このプロボノプロジェクトを通して、私自身も社会課題に向き合い、新しい学びを得る機会になりました。

今回のプロジェクトに限らず、社会には多様な課題があり、私が普段の仕事で取り組んでいるプロジェクトでも企業や組織のさまざまな課題について考える必要があります。

まずはさまざまな課題が存在していること自体に目を向け、ちょっとした気付きや課題解決に際して直面し得る“壁”について深堀りし、1つずつ取り組んでいくことが大切であると感じました。

今回関川村の皆さんに具現化してもらった「課題に向き合う積極的な姿勢」という課題解決への原動力を、私自身も持ち続けていきたいと思います。

PwC Japan監査法人では本プロジェクトに限らず、多様なプロボノプロジェクトや、社会課題解決プロジェクトに関与できる機会があります。
またそれらのプロジェクトには、誰でも手を挙げることができ、参加することが可能です。
この記事を読んでいただき、こういったプロジェクトにチャレンジできる環境に身を置きたいと思っていただけたら嬉しく思います!

関川村の豊かな自然

~私にとってのIntegrity~

私にとっての「Integrity」とは、聞く耳を持ち、そのうえで自分の考えも伝えることです。
PwCには多種多様なバックグラウンドを持つメンバーが在籍しており、クライアントの業種も多岐にわたります。
組織内外で色んな価値観を持つ人と関わることになるので、様々な意見や考えを知る機会があります。他者の発言の背景にある考えにも耳を傾け、そのうえで自らの意見や考えも伝えることを大事にしています。
このような姿勢が、社会に存在する課題を解決していくことに繋がると信じています。

👇ウェブサイトではワークショップの詳しい内容を紹介していますので、是非ご覧ください。