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公認会計士への挑戦を経て切り拓いた「新たなキャリア」

M.Okamoto
2022年入社(公認会計士試験 全科目合格)

新卒で不動産会社に入社、クレジットカード会社に転職

私は大学卒業後、新卒で不動産会社に入社しました。その後転職をして、事務の仕事を約1年経験し、2度目の転職を経てクレジットカード会社に勤めました。そこでは営業として約6年勤務していました。そして、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が流行し始めた2020年頃に、一念発起して公認会計士の資格取得のための勉強を開始しました。2022年に無事に合格し、PwCあらた有限責任監査法人(当時)に入所しています。現在はPwC Japan有限責任監査法人(以下、PwC Japan監査法人)の大阪事務所で、自動車関連のメーカーをメインに、上場企業の監査を担当するチームなどで業務に従事しています。休日はお酒を飲みに行ったり、登山をしたり、友人と出かけたりするなど、割とアクティブに過ごしています。

29歳の時、コロナ禍に公認会計士取得のための勉強を開始

ちょうどクレジットカード会社で法人営業を始めた頃にCOVID-19が流行り出しました。営業職でありながら、客先への訪問ができなくなったこともあり、今後も働き続けることを考えた時に、キャリアに不安を覚えました。その胸の内を夫に相談したところ、夫の従兄弟が公認会計士をしていたこともあり、勧められる形で、資格取得のための勉強を始めました。当時は夫婦どちらも営業職だったので、自分は違うことをしてみたいという気持ちもあり、最初は軽い気持ちで勉強を始めました。29歳の頃でした。その後、勉強を開始してから、トータル2年ほどで無事に合格し、転職活動を開始しました。当初は「もしかしたら年齢がハードルになるのでは」と考えてしまいましたが、実際はそうでもなかったですね。

「自分の生活スタイル>勉強」自分のペースを意識することで、試験本番にも力まずに実力を発揮

当初は働きながら勉強していて、途中から勉強に専念した感じでした。今振り返ってみると、自分のペースを意識して、勉強のために急激に環境を変えたりしなかったのが、自分には合っていたと思います。元々勉強は嫌いではなく、資格取得も初めてではなかったので自分の中で得意な勉強法がありました。それは、「とにかく回転させる」ことです。テキストを何周も取り組むためにスケジュールも組んでいました。それでも、軽い気持ちで始めたこともあり、自宅に大量の教科書が届いた時は「こんなに?」と驚きました。ただ、予備校に通わず、基本的にオンライン授業などを使って自宅で勉強していたので、自分の生活のルーティーンも崩れず、余計なストレスを溜めずに勉強できました。

具体的な勉強スタイルはというと、夜ではなく午前中にしっかり取り組む形をとっていました。夜は夫と好きなお酒を飲みながらテレビを見てのんびり過ごしたりしていましたね。そうして、勉強をやりきった上で、試験当日は、会場にはテキストを持ち込まないようにしました。試験直前にテキストを見直すと、それで頭が疲れてしまうと思ったんです。試験本番は持久戦なので、今までの自分を信じて臨みました。

決め手は転職活動する中で感じた「人の魅力」

転職活動を始めた当時は、和歌山県に住んでいたので、リモート勤務ができる職場を探しました。中小から大手の監査法人まで幅広く視野に入れて活動する中で、PwC Japan監査法人でお会いした方は波長やテンポ感が合っていると感じ、一緒に働くイメージが湧きました。最終的にどこに入所を決めるか悩んだ時に、私から夫にそれぞれの監査法人についてプレゼンをしたのですが、「PwC Japan監査法人の話をしているときが一番熱がこもっていた」と夫に言われたことが後押しになりました。結局長く勤められるかどうかは「人」だと思っています。大阪事務所は面白い人が多いです!

リモートワークで、プライベートと仕事の両立もスムーズに

転職したことで、自宅でのリモートワークがメインの働き方に変化しましたが、私にとっては最高の環境です。通勤時間に疲弊することもありませんし、身支度に時間をかけなくてもいいですしね。一方で、前職では接客兼営業としてクライアントとコミュニケーションを取るのが楽しかった思い出もあります。当時と比べると、クライアントとの直接的なコミュニケーションは物理的な距離もあり、少なくなりました。その点はクライアント先に赴いて、監査を実施する時に直接のコミュニケーションを意識的にとることで、バランスをとっています。プライベートの面でも、夫が全国転勤のある勤務体系なのですが、PwC Japan監査法人では、介護や配偶者の赴任帯同などを理由に遠隔地からのフルリモートで働ける制度があるので、できる限り長く働き続けたいと思っています。

今までの経験を糧に、今後はさらにチームに貢献する人材を目指す

公認会計士として働くまでに、積んできたキャリアは人生経験として、自分の財産になっていると感じています。もしも、新卒で会計士を目指していた場合は、監査の経験を積むのは早かったと思います。ただ、前職で営業を経験したことで身に付けられたコミュニケーション能力は、今の仕事でも上司から褒めていただける機会が多いです。クライアントの気持ちも、同じ立場だった経験があるからこそ理解しやすい部分はあるのかなと感じています。もちろん全てを理解できている訳ではないですが、先方の気持ちを意識した上で、時には距離感に配慮しながら、向き合うようにしています。

入所1年目の頃に比べると、今は業務の内容や求められる仕事の幅も変わってきていると日々感じます。今後はさらに、チームに貢献できるように仕事の精度を高めていきたいと思っています。海外での仕事も将来的にはしてみたいですが、今すぐにというよりはもっと先の目標ですね。プライベートでは変わらず家族仲良く、健康に末永く過ごせていけたらいいなと思います。

入社を考えている方へのメッセージ

資格取得の勉強を始めた当初、「公認会計士」という専門職に対して、憧れを感じていました。今はその憧れの仕事に就き、今度は尊敬している先輩方を目指して、1歩1歩頑張っていけば自分もこんな風になれるのかなと考えながら、日々の業務に励んでいます。私にもできたので、迷っている方がいらっしゃったら、まずは第一歩として、資格取得にぜひチャレンジしてみてください。そして、PwC Japan監査法人には大阪事務所はじめ、全国各地に素晴らしい環境があり、魅力的な人がいます。この記事を読んでくださった方と将来一緒に働くことができたら嬉しいです。