監査業務補助スタッフ(IA)として仕事をしながら論文式試験合格を目指す
監査業務補助スタッフ(以下、IA:Intern Assistant)制度は、当法人の職員として仕事をしながら論文式試験の合格を目指す制度です。
自己紹介
私は2022年12月にIAとして入社しました。仕事と勉強を両立させつつ、2023年度の論文式試験に合格し、現在に至っています。今回は、IAスタッフとして働いてきた経験や、法人のIAスタッフへのサポート体制をご紹介できればと思います。
会社からはどのようなサポートがありましたか
法人のIAサポート体制をご紹介します。私も現在はIAサポートグループの一員として、IAスタッフの皆さんの試験合格に向けて手厚いサポートを提供できるように日々取り組んでいます。ここでは、具体的なIAサポート内容を3つご紹介します。
元IAスタッフのサポーターによるメンター制度
IAスタッフとして入社後すぐに、各スタッフに最低1人のメンター(サポーター)がつきます。IAスタッフとメンターとは定期的に面談を実施する中で仕事の状況や勉強の進捗度合いを共有したり、勉強方法のアドバイスや勉強計画の修正を行ったりしています。
「現在のアサイン先では勉強との両立しづらいので、アサイン先を変更してほしい」「今月は財務会計と監査論がバランスよく勉強できたが、管理会計は不十分だったため、来月の管理会計の勉強計画を一緒に考えてほしい」「第1回全国模試に向けて、現状を踏まえてどの科目を重点的に勉強していくかアドバイスしてほしい」など、仕事や勉強に関わることであれば、何でも気軽に相談できる環境が用意されています。
仕事と勉強を両立させるためのノウハウ集
仕事と勉強を両立させる方法の一環として、仕事の効率化に向けたノウハウ集や、合格のための勉強ノウハウ集を提供しています。前者については、業務に欠かせない表計算ソフトの講座、後者については歴代IA合格者の勉強方法やスケジュール管理を含む合格体験記を提供しています。
サポーターの定例会議
最後にご紹介するのが、サポーターによる定例会議です。ここでは、より質の高いサポートを提供するため、日々の活動に関してIAスタッフの声をもとに、サポーター間で意見交換を行います。こうした会議を定期的に行うことで、今まで見落としていたサポート活動の改善点を発見できたり、その改善策の実行へとつなげたりすることができます。そして、より多くのIAスタッフが万全の状態で本試験に挑めるような環境を創り出すことを目指しています。
仕事と勉強をどのように両立させましたか
仕事と勉強を両立させるためには、とにかく「メリハリをつける」ことが重要だと考え、仕事中は仕事に、勉強中は勉強にそれぞれ集中するようにしていました。IAスタッフは必ず定時で終業することになっているので、定時までしっかり働き、その後は気持ちを切り替えて集中して勉強に打ち込むことができる環境が用意されています。また、実際にIAとして働いて合格を掴んだ先輩たちも身近にいて、仕事のことだけでなく勉強面も相談でき、このような環境を存分に活用したうえで両立へとつなげていました。
次に、私のIAスタッフ時代の平日と休日の1日のスケジュールをご紹介します。平日は始業前に1時間、そして終業後はそのまま事務所にて1~2時間ほど勉強してから帰宅。帰宅後は就寝前に30分~1時間ほど勉強して、夜12時前には就寝するという生活リズムでした。
週末は、自宅よりも事務所で勉強するほうが気持ちが引き締まり、モチベーションが上がるため、なるべく事務所に来て勉強するようにしていました。ちなみに、事務所に来る時間も平日の始業時間と同じくらいの時間に合わせ、帰る時間も平日の終業時間に合わせるようにすることで、平日に作り上げた生活リズムをなるべく崩さないように工夫していました。最終的に平日と週末を合わせて1週間に合計30〜40時間の勉強時間を確保していました。
このように、時間についても場所についても、とにかく「メリハリをつけて」日々仕事と勉強に取り組んでいく。それが私にとっての両立のメソッドであったと思います。
監査業務補助スタッフ
監査業務補助スタッフ(以下、IA:Intern Assistant)制度は、当法人の職員として仕事をしながら論文式試験の合格を目指す制度です。仕事と勉強の両立をサポートする制度として、以下3つのポイントを紹介します。
合格を後押しする社内環境
PwC Japan有限責任監査法人のIA制度は10年以上の長い歴史を持つため、IA職員が仕事をしながら論文式試験合格を目指すためのノウハウが蓄積されています。法人内にIA職員の働き方が浸透しており、IA職員は論文式試験に合格することを最優先事項として、安心して仕事と勉強の両立ができる環境が整っています。
安定した生活リズム
業務繁忙期でも基本的に残業とならないように業務の調整が行われます。そのため勉強計画が崩れにくく、安定して業務・勉強・日常生活のリズムを作ることができます。
手厚いサポート制度(例年の試験スケジュールの場合)
6月1日より試験休暇(3カ月程度)を付与し、勉強に集中してもらいます。有給休暇扱いのため、試験休暇中も業務期間中と同じ収入を得ることができます。
エントリー・選考情報などについて
IA採用に関する情報は定期採用HPおよびマイページ内で随時告知を行いますので、興味のある方はぜひマイページの登録をお願いします。