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監査チームに配属され、非常に密度の濃い1年半はあっという間でした

中陳 曹泰(なかぜ そうた)
消費財・産業財・サービス アシュアランス部(CIPS)
2022年定期入社


自己紹介

現在、消費財・産業財・サービスアシュアランス部(CIPS)という部門で2年目の会計士として監査業務をしています。所属しているCIPSの特長は、クライアントの業界が多岐にわたっており、さまざまな業界の監査に携われる点かと思います。

入社後から任せられる業務内容の変遷

まだ会計士としてのキャリアは1年半ですが、とても密度が濃く、あっという間でした。

入社した直後は、メインジョブの先輩が1から仕事を教えてくれたので、すんなりとチームにも馴染むことができました。

監査業務を行う上では、仕事についての質問のしやすさがとても重要だと個人的に思っています。その点PwC Japan監査法人には年次の近い先輩職員が1人付いて、何でも気軽に相談できる「バディ制度」があります。

私の場合はそのおかげで先輩ともすぐに仲良くなれたので、質問はかなりしやすかったと思います。

1年目の業務は監査調書の作成会社担当者への資料依頼などがメインになりますが、手を挙げれば他にも色々任せてもらえる環境があります。

私の場合、入社して1年足らずのタイミングでクライアントの連結キャッシュ・フロー計算書作成プロセスの改善提案主担当者を任されました。

現状の問題意識を踏まえ、どういう提案をするのがクライアントにとって一番かを考えたり、マネージャーの方たちと論点についてディスカッションしたり、提案スライドも自分で一から作成したりするのは、かなり大変な部分もありました。

さらに、業務で外部の方を相手にプレゼンをしたことがそれまでなかったため、クライアントの経理部門の方々の前で提案をするのはすごく緊張しました。でも、その分自分の作成した提案を取り入れていただけたときの達成感はひとしおでした!

また、自分の仕事に慣れてくると、チームメンバーやスポットアサインの方のフォローなども任されます。フォローの際に説明がうまくできなかった時などには、理解していたつもりがまだ理解が足りていないことへの気づきがあり、自分にとってもすごく勉強になります。

今年度からはインチャージ(現場統括者)を任せてもらっているため、引き続き頑張っていきたいと思います!

監査クライアントアサインの特徴

担当クライアント先のアサインは人によって千差万別ですが、私の場合は比較的規模が大きいクライアント2社をメインで担当しており、通年でその2社いずれかのアサインが入っている形です。

担当するクライアントの規模感や数によって、スポットアサインの期間の長短は少し変わってくるかもしれません。

私が主に担当しているクライアント2社はそれぞれ所属する業界も、採用している会計基準も違うため、慣れるまではキャッチアップが大変でしたが、その分すごく勉強になりました。昨年度は概ね以下のようなアサインでした!

(主な担当クライアント)
A社:3月決算、日本基準、東証プライム上場会社、製造業
B社:12月決算、IFRS基準、上場準備会社、小売業

(アサイン)
7月:A社第1四半期レビュー
8月:B社中間レビュー
9月:B社期中往査(ウォークスルー、監査計画など)+有給休暇1週間
10月:A社第2四半期レビュー
11月:A社内部統制運用評価、ウォークスルー+B社期中往査(期末テスト前倒しなど)
12月:B社期中往査(期末テスト前倒しなど)+有給休暇1週間
1月:メインジョブ以外の色々な会社をそれぞれ約1週間ずつスポットアサイン
2月:B社期末監査
3月:B社期末監査+B社有報ドライラン
4月:A社期末監査
5月:A社期末監査+有給休暇2週間
6月:A社有報開示チェック

上記のように、入社された方一人ひとりにメインで担当するクライアントが割り当てられるので、新人であったとしても比較的長期間同じチームに関与することができ、監査業務の理解やクライアントに対する理解を深めやすいと思います。

私も2社とも今年度も継続する予定で、会社の経理担当者の方とのリレーションなども、一般的に関与時間が長くなればなるほど良好になっていくので、そこもメリットかなと思っています。

また大事な点として、年度始めに1年間分のアサインが発表されるので、休暇の計画もかなり立てやすく、海外旅行なども行きやすいです。
他にも、希望次第で閑散期に他の部門のクライアントにアサインされるクロスアサインが可能です。同じ部門に残りながら、アドバイザリーや他業界の監査を経験できるため、経験の幅を増やしたい方にはお勧めです!

トルコで初めて乗った気球。

監査チーム職員同士の関わり方

PwCが大切にしているカルチャーとして「Speak Up」というものがあります。職階や年齢に関係なく全員が積極的に声を挙げることが推奨されていて、この点は日々の仕事の中でも強く意識しています。

一緒に働いているマネージャーの方々も、良い意味ですごくフラットな目線で話をしてくれ、新人であっても会計論点に関する見解を求められたり、仕事の進め方をもっとこうしたらより良いのではないかというこちらのアイディアを真剣に聞いてくれたりします。

メインジョブの期末監査の際に、従来表計算ソフトを使用し手動で数値を集計していた従来の作業スタイルに対し、作業効率化のために専門のデータ分析ツール導入を提案し、チーム全体でツールの導入を行いました。

新人の自分が今まで行っていたチームの仕事のやり方をいきなり変えるのは少し気が引けましたが、チームマネージャーに相談すると、「ぜひやってほしい」と力強く後押ししてくれ、無事導入することができました。その後他のチームメンバーの方からも「ありがとう」と言ってもらえたので、Speak Upして本当に良かったなと思いました。

今年の1月からはチームメンバーが増えたので、今後はSpeak Upしやすいチームの雰囲気作りに自分も貢献できるようになりたいと考えています。

チームメンバーとは、業務外でも飲みに行ったりバーベキューをやったりと、コミュニケーションを取る機会を増やすように普段から心掛けています。
飲みに行ったりすると普段は見られないチームメンバーの意外な一面が垣間見れたり、仲良くなったりする切っ掛けにもなったりするので、個人的には毎回とても楽しみにしています。

チームランチで食べた穴子重です!

~私にとってのIntegrity~

~私にとってのIntegrity~
監査業務の魅力は色々ありますが、「正しいことを正しい、間違っていることを間違っている」と言えるというのが大きな魅力の1つだと個人的には思っています。ただし、仕事の期日やプレッシャーに追われる中で「正しいことを正しい」と言い続けるのは言うほど簡単なことではありません。そんな中でも、監査人に対する社会の期待を背負いながら、Integrityを貫く。泥臭いけど、この仕事の本質はそこにあると思っていますし、私自身も常にそうありたいと思いながら日々仕事に取り組んでいます。

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