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公認会計士論文式試験、これを持っていけば大丈夫!【当日の持ち物】

K.Sakai
消費財・産業財・サービスアシュアランス部(CIPS)
2022年定期入社


自己紹介

消費財・産業財・サービスアシュアランス部(CIPS)所属、入社1年目のSakaiです。CIPSは幅広い業種のクライアントを抱えており、規模もさまざまなので発見と成長の機会が多い部門だと思います。

休みの日は、おいしいものを食べに出かけることが多いです。2月に上京したばかりで、都内もまだ行ったことのない場所が多いので、天気がいいときは訪れた先で目的なく散歩したりもします。行ってみたいお店をSNSなどで見つけてはリスト化しているので、これから訪ねるのが楽しみです!

今年の春、皇居近くにお花見に行ったときの写真です。
最近訪ねたカフェで食べたものの写真です。また行きたいと思うくらいおいしかったです!

論文式試験直前期の思い出

私の場合、5月に短答式試験、8月に論文式試験を受けるというかなりタイトな日程でした。そのため、周りの受験生と比べて圧倒的に勉強する時間が足りないという部分がありました。実質3カ月で論文試験対策をしたような形になってしまったので、その期間はスケジュール管理がとても難しかったのを覚えています。

論文式試験の解答形式に慣れるまでに時間がかかり、租税法や選択科目のインプットもしなければならず、とにかくタスクが山積みだったので、毎日ひたすら机に向かっていました。大量のインプットとその整理で頭がいっぱいいっぱいだったのか、正直6月のことはあまり記憶がありません(笑)。

当時のスケジュール帳を見返すと、かなりたくさんの問題を解きながら、ウェブ講義も受けていたので、一番大変な時期だったのではないかと思います。

 7、8月は、6月に比べると少しだけ余裕があったと思います。とはいってもやらなければならないことはまだまだ多く残っていたので、ほぼ毎日、予備校の自習室で1日を過ごしていました。

この時期の思い出としては、7月上旬に模試を受験したのですが、ある科目の大問1つ分、真っ白な解答用紙を提出せざるを得なかったことが挙げられます。これまでの人生でそのような経験がなかったので記憶に強く残っています。

模試の結果については、その時点でできなくて当然だと思っていましたし、総合的に合格には遠い成績ではありましたが落ち込んだりはしませんでした。残りの1カ月半ほどの期間、何に時間を使うかという方向性がはっきりしたので、むしろ模試を受けてよかったと思います。

この期間に続けてよかったなと思うのは、勉強時間を無理に増やしたりせず、毎日同じような生活リズムで過ごしたことです。そのおかげで試験当日も含め、体調面、精神面の状態に大きな起伏がなく、自分にとっていい状態でいられたと思っています。

直前期を振り返ってみると、もちろん大変でしたし、人生でいちばん勉強した時期だったとも思います。ただ、自分をどこか客観視していたり、合格の可能性について前向きだったりと、自分に対する新たな発見もあった不思議な期間でした。

当時使っていたスケジュール帳です。その日に解いた問題などを記録しています。改めて見て、やはり一番勉強した期間だったと感じます。

勉強が辛くなったときの乗り越え方

公認会計士試験(特に論文式試験)は年に1回しかチャンスがないので、「もし合格できなかったら……」と考えてしまうことは少なくないと思います。また、学生の方、働きながら勉強されている方、勉強に専念されている方、皆さん置かれている状況も違うので、それによっても抱えている不安や辛さというのはさまざまだと思います。

ただ、精神面をどのように安定させるかは受験勉強のうえで重要な要素ですよね。辛い状態のまま勉強していては、勉強した内容が身に付かないことも多いと思います。

先ほども書かせていただきましたが、私は5月に短答式試験、8月に論文式試験を受けるというかなりタイトな試験スケジュールでした。そのため短答式試験が終わった次の日から、「無駄にしている時間はない!」と思って過ごしていました。

ですが実際のところ、7月と8月は定期的に休みも取っていました。予備校の自習室に行くために着替えて、テキストを準備して、と完璧に自宅を出る準備をしたにもかかわらず、自宅を出る直前で「今日はもういいかな」という気持ちになったことがあり、そのような日は一日中勉強せずに過ごしていました。

「脳や身体からの休めというサインだったのかな」とも思いますし、定期的に休みを取っていたからこそ、次の日からまた集中して勉強でき、試験当日まで体調も崩すことなく勉強し続けられたと思います。

また私は、「頑張ったな」「疲れたな」という日はコンビニでスイーツを買って帰ることにしていました。甘いものを食べることが頑張った証みたいなところもあったので、「自分は頑張っているからその分結果は出るはず」とポジティブな感情を持ち続けることができました。いろいろ考えたり悩んだりして、少し気分が落ち込みそうなときもありましたが、それが気持ちの切り替えになっていたと思います。

私自身の経験から皆さんにお伝えしたい点としては、「休むこともタスクの1つとして考えてほしい」ということと、「自分なりのリフレッシュ方法を持っていてほしい」ということです。

試験当日をいい状態で迎えるためには、体調管理とポジティブ思考が大切だと思っています。寝る、食べる、ゲームをする―。何でもいいと思います。気持ちを切り替える術がある、というだけでも精神面の支えになってくれると思います。

論文式試験は3日間の長期戦です。その間も休むことと、気持ちの切り替えは非常に重要です。最後まで走り抜けてください!

試験会場へ持っていくべきお勧めアイテム

試験当日が近づいてきましたが、準備は進んでいますでしょうか?
皆さん自身で集めている情報や、予備校などで発信される情報もあると思います。参考にしてしっかり準備してくださいね!

当日の準備にあたって、私の場合は「いかに普段通りの環境・状況で受験できるようにするか」ということを重視していました。試験会場の環境は普段勉強している場所とは広さや音の聞こえ方、人の多さなどの点で大きく異なります。ただ試験会場は決められていますし、試験当日はただでさえ緊張します。なので、どうすれば普段通り過ごすことができるかを念頭に準備をすることが大事だと思っています。

例えばカーディガンなどの上着を持っていくといいと思います。8月末は非常に暑い時期ですが、会場内は空調が効いていて寒いと感じる可能性があります。実際に受験会場内が少し寒く感じたので、試験中に羽織ることができてよかったと思います。

また、電卓の音や時計の秒針の音などが気になる方は、耳栓を用意するといいと思います。私は仙台市の東北財務局が試験会場だったのですが、すぐ横の公園で音楽フェスのようなものが開催されていて、窓を完全に閉めていても音が聞こえてくるほどでした。例年、試験とフェスの日程が重なってしまうようで、友人に事前に教えてもらっていてよかったと思います。そういった予期しないことも起こりうるので、心配な方は念のため準備しておくといいかもしれません。

あとは、気持ちを落ち着けられるものを安心材料として持っていくといいと思います。私の場合、イヤホンと予備校のテキスト、お菓子を持っていきました。人から話しかけられたくなかったのと、休み時間に周りの会話を聞きたくなかったことから、試験以外の時間はずっと好きな音楽を聴いていました。自分のことに集中できますし、音楽を聴くと気分転換にもなるのでお勧めです。テキストは、直前の確認のために持っていきました。緊張で内容があまり入ってこないこともあると思いますが、使い込んだテキストを眺めるだけでも「これまで頑張ってきた」という自信が湧いてくるものです。そしてお菓子は、先にも書きましたが私のリフレッシュ方法の1つとして、休み時間に食べるために持っていきました。

これらがあったおかげで、各科目が終わるごとに気持ちを切り替えて、最後まで集中して受験できたと感じます。皆さん一人ひとり気分転換の方法は違うと思うので、自分が必要だと思うものを持っていくと安心できると思います。

私が実際に会場に持っていったものです。合格祈願の御守もあります。

論文式試験を受験される皆さんへの応援メッセージ

私は、他の受験生に比べて圧倒的に勉強量が足りていないと思っていましたが、とにかく合格できるチャンスが少しでもある以上、自分が今できることを最後まで解答用紙に反映させようと思い、最後までペンを動かし続けました。試験が終わってから合格発表まで合格できているという自信は全くありませんでしたし、合格発表が近づくにつれて不安は大きくなるばかりでした。なので、合格発表の日、試験サイトに自分の受験番号が載っているのを見つけた時は、涙が出るほどうれしかったのを覚えています。

いよいよ論文式試験当日が目の前という時期になりましたね。 
「やり残したことがある」「あの時もっとこうしていればよかった」と後悔したり、不安な気持ちを持ったりしている人もいるかもしれません。
ですが、そのように思えることこそ、これまでの長い期間、合格に向けて一生懸命頑張ってきた証拠だと思います。誰よりも頑張ってきたからこそ、試験当日のことを考えると緊張するし、これまでの積み重ねが報われてほしいという気持ちが強くなるのだと思います。
なので、ぜひ試験当日はこれまでの自分の頑張りを誇りに思って、自信を持って挑んできてください!

3日間という長い日程、かつ各科目の試験時間も2時間以上ととてもハードな試験です。いつもの何倍も集中するので、体力をいつも以上に消耗します。緊張して気持ちが落ち着かなくなるのは当然ですし、周りの受験生も同様に緊張しているはずです。そんな緊張している状況を負担に感じ過ぎず、最後まで諦めず臨んできていただけたらと思います。
これまでの皆さんの努力の積み重ねが、試験当日に成果として発揮されることを心からお祈りしております。自信を持って頑張ってきてください!

~私にとってのIntegrity~

~私にとってのIntegrity~
私は、Integrityとは「誠実であること」だと考えています。PwC Japan監査法人は、自分らしいキャリアを選択し形作っていくことができる環境が整っていると感じています。これからのキャリアを形成するにあたって自分が何をしたいのか、どのようなことを考えているのか、現時点で何ができるのかを考える機会が多く、自分に対して誠実であるということが組織の文化としてあるように思います。