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なぜPwC Japan有限責任監査法人に? 海外大生就活体験記(Erasmus University Rotterdam・ビジネスリスクコンサルタント・RA)

M.Nakamura
2024年4月入社
職種:ビジネスリスクコンサルタント
出身大学:エラスムス・ロッテルダム大学(オランダ)
採用ルート:ロンドンキャリアフォーラム


留学先のオランダで日本の学生との違いを実感

私は関西出身で、高校卒業まで地元の学校に通っていました。
小学生の頃に外国の映画を観たことがきっかけで、海外に対する漠然とした憧れを持ち始め、いつか留学したいと思いながら英語の勉強に力を入れていました。
高校卒業後に1年間浪人し、表向きの理由は政治的な興味、実際は街並みとチーズが好きという理由でオランダに進学を決めました。
在学中は行政学を専攻し、国際関係や政治の観点から社会問題を学んでいました。
私が所属していた学部では、オランダ人の他に欧州諸国からの学生が多く、リベラルな思考の学生に囲まれた留学生活を過ごしました。
そんな中、行政や社会問題に対して積極的に声を上げる同級生の姿勢が印象的で、日本との違いを考えさせられたことから、論文では日本の国や政府に対する国民の信頼について研究しました。
3年間の留学生活を通して「現状に満足せず、comfort zoneの外で挑戦し続ける」が自分のモットーとなり、学業以外にも新しい機会があれば積極的に挑戦していました。

留学先の街並み

短期集中で挑んだロンドンキャリアフォーラム

現地に残るのではなく、日本で就職しようと決めたのは、最終学年の時でした。海外に出たことで日本人としてのアイデンティティが強まり、日本の社会に貢献したいという気持ちからの決断でした。
当時、4月に開催されていたロンドンキャリアフォーラムへの参加を視野に入れたのは年明け頃で、本格的に就職活動を始めたのが2月頃からと短期集中型の就職活動だったなと思います。最終学年で忙しかったことと、最後の留学生活を犠牲にしたくなかったことから、短期間で就職活動をしたことに関してあまり後悔はしていません(が、準備できるならするに越したことはないと思います)。
また、ロンドンキャリアフォーラムはボストンや日本で開催されるキャリアフォーラムと比べて参加企業が少なく、業界もコンサルティングファームや監査法人に限られていました。
私はもともとコンサルティングファームや監査法人を検討していたため、キャリアフォーラムで決めることを目標に、他に興味のある業界は国内選考で応募していました。
周りにあまり日本の就職活動をしている人がおらず、情報が入ってきにくく難しいところもありましたが、志望動機や自己PRを準備するときに、「なぜ自分がそう思うのか」を追求した覚えがあります。
自分の経験や性格が何かしら影響して今の考えが生まれていると思います。
そこを追求することで、自己理解につながり、また志望動機などにもオリジナリティが生まれるのではないかなと思います。

日本社会に「信頼」を構築したい

私の就職活動の軸は、最終的には「社会問題の解決にビジネスの立場から貢献できること」と「海外との関わりを持って働くこと」でしたが、就職活動を始めた頃はぼんやりとしたイメージしかありませんでした。
企業の説明会や面接への参加を通じて社会人の方々とお話しすることで、憧れやインスピレーションを抱き、就職活動の軸が確立していったと思います。
また、アシュアランスに興味を持ったきっかけは、「信頼」を構築する仕事だと知ったからです。
先ほど述べたように、大学で国民の政府や社会に対する信頼について研究する過程で、諸外国と比べ日本は大幅に信頼度が低いことを実感しました。
仕事を通じて、日本社会の信頼を構築できることは、私が興味のある社会問題の解決に貢献できるのではないかと考えました。
そして、入社の決め手としては、「人」と「環境」です!
自身の就職活動を通しても、「人が良い」というのは良く聞く話であり、実際のところどうなんだろうと思っていましたが、所属するリスク・アシュアランス部の方々は本当に良い人ばかりです。
キャリアフォーラムでも、面接中から候補者一人一人に向き合ってくれているように感じ、面接後に行われるディナーでのフラットな雰囲気にとても魅力を感じたことを覚えています。
結果待ちの際には、内定を貰えなかったら「ただ働きからで良いので働かせてください!」と交渉しようと考えていたくらい、自分に合っている環境だと感じました。

これから就活を始める皆さんへ

就職活動は人それぞれで、特に留学している人は、留学先で現地就職するだけでなく、進学するなどさまざまな選択肢があり、迷うことも多いと思います。
私も就職活動時代は不安、焦りの日々でしたが、頑張っていれば最終的にはご縁のあるところにたどり着くようになっていると思います。
普段、慣れない異国で奮闘している皆さんにはそれだけでユニークな経験や強みがあると思います。
ぜひ、自信をもって就職活動に挑んでいただければなと思います。

卒業式の写真
私にとって「Integrity」とは、互いを1人のプロフェッショナルとして尊敬し接すること、また自分がその尊敬に値するよう信頼される人間になることです。職階に関わらず、1人のプロフェッショナルとしてお互い接する文化が根付いており、実際にまだ1年目の私の意見や質問に真摯に向き合ってもらえていると感じます。そのような尊敬に相応しいプロフェッショナルになれるように、日々自己研鑽に努めることもまた、「Integrity」だと思います。

ボストンキャリアフォーラムに今年も出展します🎉🎉
2024年11月15日(金)- 17日(日) 企業ページはこちら


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