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地域とともに成長してきた歴史ある京都事務所で働く魅力

M.Nagato
京都第一アシュアランス部(KYO1)
2023年 定期入社


私は新卒で金融機関に入社し、法人営業に従事していました。その後、受験に専念して会計士試験に合格、現在に至ります。趣味はお酒を飲むことです。最近、近所に角打ちの酒屋を発見して、既に行きつけになりつつあります。

個人事務所から始まった京都事務所の歩み

京都事務所の歴史をご紹介します。

まず、1955年に創業者の宮村久治が個人事務所を開設したことが現在の京都事務所の始まりとなります。その後、中央会計事務所に参画し、2007年には京都監査法人として独立。2013年にはPwCのメンバーファームとなり、2023年にPwC Japan有限責任監査法人の京都第一アシュアランス部となりました。

京都事務所のルーツである個人事務所が立ち上ったのは、日本がちょうど高度経済成長期に突入したころになります。高度経済成長期を経て、京都の地には今日の日本経済を牽引する企業がいくつも創業することとなります。京都事務所の歴史はこうした京都の経済発展と切り離すことはできません。

京都事務所は四条烏丸の交差点の角に位置しています。大阪梅田に至る阪急京都線と京都市内を南北に縦断する市営地下鉄烏丸線がこの交差点の地下で交錯しています。京都事務所には地下道を通ることで、どちらの路線からでも駅直結で出社することができます。リモートワークも可能ですが、オフィスに出勤した方が気合が入るという人もいます(私は後者のタイプです)。雨の日も苦にならずに通勤できる環境も京都事務所の魅力の1つと言えると思います。

このように交通の要衝であるこの四条烏丸ですが、京都に住んでいても学生の方などは意外と馴染みがない場所かもしれません。私も学生の時分は通り過ぎるだけでした。路面店などの商業施設が連なる河原町と比べて、このあたりは金融機関が多く立ち並ぶ京都のウォールストリートと言っていい場所だからです。

そしてここはビジネスのみならず、京都の文化を語る上でも外すことができない場所です。ちょうどこの原稿を執筆しているのが7月の上旬なのですが、事務所を一歩出ると祇園祭の準備の様子が目に入ってきます。四条烏丸は山鉾(やまぼこ)巡行の出発地点であり、祇園祭においても欠かすことができない地点です。
私は、実は巡行に携わったことがあり、山伏山という山鉾を担ぎました。一般的には巡行の華とされる辻回しですが、夏の日射のなか山鉾を担ぎ続け、疲労の溜まった足腰で臨む辻回しは担ぎ手にとっても大きな山場だったことを覚えています。今年は観客として巡行を観ることを楽しみにしています。

山鉾が続々とでき上がってきています。

大手と中小のいいとこどり。京都事務所の魅力

私の入社が決まる少し前まで、京都事務所はPwC京都監査法人として独立していました。私自身の就職活動時には他の監査法人と比べてPwC京都監査法人は独特な立場にあるように感じていました。多数の事業領域を担当することが可能でありながら、魅力的かつグローバルなクライアントを担当することも可能であり、また、PwCのメンバーファームであるため質の高い監査業務を経験できるという点で特徴的な法人だと捉えていました。そのため、いわゆる大手監査法人と中小規模の監査法人とのいいとこどりをしたような事務所だなと考えていました。

そして実際に入社した後にも、入社前に考えていた京都事務所の魅力はそのとおりだったと思います。私自身も複数のクライアントを担当し、さまざまな事業の知見を深めることができていますし、グローバルにビジネスを行うクライアントの監査にも従事しています。

また、法人の統合後は上記のような魅力に加えて、さらに経験できる業務の幅が広がり、より魅力的な法人になったと感じます。単純に事業領域の選択肢が広がったことはもちろんですが、特に初年度は新人研修の中で、東京や大阪など他の事務所の方と交流する機会が多く、さまざまな考え方に触れることができたのは良い刺激になりました。

ちょっと真面目な話が続きましたので、ここからは良い仕事をするためにも欠かせないリフレッシュの話をします。

私はお昼をよく事務所の外に食べに行くのですが、美味しいお店が多いです。京都で美味しいランチといえばラーメンは外せません。ラーメン激戦区として知られる町だけあり、事務所近辺にもいくつもラーメン屋があります。朝から「今日はラーメンだな」と決めた日は、どこでランチするかをわくわくして考えながら、その日の業務に励んでいます。

大阪のクライアントに出向いた後、グランフロントにある大阪事務所で仕事をするといった働き方もできるようになりました。
私にとっての「Integrity」は常に「何がクライアントのためになるのか」を考えて業務に臨むことです。監査業務に従事していると、クライアントに助言する機会も少なくありません。クライアントのビジネスや業務プロセスを深く理解できていないと、こうした助言はいたずらにクライアントをかき乱すだけになってしまうので、可能な限りクライアントにとって良い方向に変化が起きる最終像をイメージして、「何がクライアントのためになるか」を考え抜くようにしています。パートナーからはこうした助言をいただくたびにもっと良くなるためのフィードバックもいただいており、事務所全体としてこうした「Integrity」を大切にしようという雰囲気を感じています。