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出張やリモートで東京の業務も経験! 部門を超えたアサインで経験を広げる

名古屋事務所に所属しながら、東京のクライアントに関わることで、さまざまな業種の監査経験をし、業務の幅を広げている職員3名が語り合いました。


(右)A.Iwata
2022年 定期採用入社
趣味はカラオケ、写真、そして犬と遊ぶことです。
自宅に愛犬がいるため、仕事はリモート派です。

(中央)Y.Murase
2022年 定期採用入社
入社後に陸上の短距離競技を始めました。
今年の目標は岐阜県選手権の参加標準記録をクリアすることです。

(左)Y.Yamamoto
2022年 定期採用入社
歴史が好きなので、歴史を感じられる建造物や骨董品を見るとテンションが上がります。
今年は日本の城をめぐってみたいと思っています。

幅広いビジネスを理解できる絶好の機会

―名古屋と東京のクライアントの両方を担当されていますが、その経緯を教えてください

Murase)私は名古屋ではハウスメーカーと医薬品メーカー、東京では化学品メーカーを担当しています。業務の割合としては名古屋の2社で50%、東京の1社で50%といったところです。

Yamamoto)Muraseさんの担当する業種は全て製造業ですが、扱っている製品が違うので業界の幅がありますね。アサインに関しては何か希望を出されていましたか。

Murase)特にどんな業種、業界がやりたいという希望はなかったのですが、出張は好きなので、「どこでも行きます」ということは伝えていました。

Iwata)確かに、Muraseさんはよく出張に行っているイメージがあります。

Murase)そうなんです。東京のクライアント業務は出張して実施することが多く、1年のうち、3カ月くらいはホテル生活です。
出張が好きで、いろんなホテルに泊まることもできて楽しいですね。最近はホテル事情に詳しくなってきて、「ここは部屋が広くて快適」とか、「この近くには美味しいごはん屋さんがある」など、楽しみながらホテルを選んでいます。

Murase)Iwataさんはどんなクライアントを担当しているのですか。

Iwata)私は名古屋で自動車部品製造業、サービス業、小売業を担当し、東京で資産運用アシュアランス部の不動産投資信託業を担当しています。業務割合としては名古屋の3社で60%、東京の1社が40%くらいです。

Yamamoto)Iwataさんは多くの業種を担当されているのですね。希望は出されていたのですか。

Iwata)はい、1つに集中するというより、いろいろな業種を経験したいという希望を出していたので、それを叶えてもらえていると感じています。また、業務負担も考慮しながらアサインしてもらっています。

Yamamoto)不動産投資信託業というと、あまり馴染みのない業種だと思うのですが、苦労はなかったですか。

Iwata)名古屋で担当している製造業とは違いますし、投資信託業自体の知識が必要になってきますので、まずは2週間くらい研修を受けてから実際の業務に入りました。きちんと業種の知識を身に付けた上で、どのような会社かということも理解し、業務を始められたので、そんなに苦労はなかったです。
Yamamotoさんはどんなクライアントを担当していますか。

Yamamoto)私は名古屋の自動車内装メーカーと東京のアパレルメーカーをそれぞれ50%くらいずつの割合で担当しています。
私の場合は特に希望を出していたわけではないのですが、大学生活は東京で4年間過ごしていたので、東京の仕事にも興味があることは伝えていました。

Murase)東京のアパレルメーカーの担当になった時、どう感じましたか。

Yamamoto)名古屋のクライアントはBtoBの業界ですが、アパレルメーカーはBtoCで、私も良く知っているブランドを扱っている会社だったので、とても親近感が湧きました。また、BtoC向けのビジネスも理解できるという点では、良い機会をもらったなと感じました。

それぞれの業務に集中できる環境がある

―部門を超えてアサインされた際、それぞれの業務調整はどのようにされていますか。

Iwata)名古屋のマネージャーと東京のマネージャーが業務調整をしてくれていて、この時期は名古屋の仕事、この時期は東京の仕事といったように、どちらかに集中できる環境を作ってくれているので、両方が重なって業務負荷が高くなってしまうということはないですね。

Murase)私のところも同じような感じで、それぞれのチームマネージャーが調整してくれています。私の場合は名古屋と東京のクライアントのどちらも3月決算なのですが、名古屋の方が4月の2週目くらいで大きな波は越えるので、それから東京のクライアントに切り替えていくという感じで調整してもらっています。
ところで、Iwataさんは東京の仕事は東京でやることが多いですか。

Iwata)私はリモートでの働き方が中心です。往査の時に年4回くらい東京に出張します。ただ、私の希望を聞いていただいて、1回の出張は1泊2日にしてもらっています。しかも月曜日か金曜日に往査を入れてくれて「土日に東京で楽しんで帰ってね」と言ってもらっていて、毎回楽しい出張をさせてもらってます。

Yamamoto)そこまで配慮してもらえるのはいいですよね。
私の場合は東京の仕事は期末監査の関与に限定してもらっていて、期末以外は名古屋中心で仕事をしています。
東京のクライアントは2月決算なので、3月から4月の中旬までは東京に滞在して、そちらに集中して、4月中旬以降は名古屋に戻って、名古屋のクライアントの期末監査に臨むという感じです。タイミングを上手く調整してもらっているので、今回の期末監査も積み残しなく切り替えることができました。

―東京のチームとのコミュニケーションはどのようにされていますか。

Yamamoto)私の場合は、3月から4月の中旬まで東京に滞在して、週3回往査があります。そこで直接チームメンバーと顔を合わせるので、しっかりとコミュニケーションをとることができています。また1年目の時は、往査がない日もインチャージ(現場責任者)の先輩が一緒に東京オフィスに出社してくれて、隣で直接いろいろと教えてくださったので、とても安心して仕事ができました。

Murase)私も一定期間、東京にいるので、チームメンバーとはすごく仲良くなりました。往査帰りには、一緒に飲みに行ったりすることもあります。名古屋だけでなく東京にも信頼できる仲間ができたことはありがたいですね。
Iwataさんは東京の仕事もリモートが中心とのことですが、コミュニケーションで困ることはないですか。

Iwata)チャットでのコミュニケーションが盛んなので、そこでのやり取りが多いですね。また、毎日進捗確認のリモートミーティングがあり、その際にメンバーで雑談する時間もあります。東京・名古屋で距離は離れていますが、自分だけ置いてけぼりにされているような感覚は全くなく、仕事のしやすい環境を作ってもらっています。
出張した際にはチームメンバーで食事もしたりして打ち解けています。

部門を超えた業務経験を通して、品質向上に貢献できる

―部門を超えたアサインだからこそ経験できていることはありますか。

Yamamoto)私の場合は、名古屋が製造業、東京がアパレル業なのですが、アパレル業の方は直営店をやっていたり、デパートに店を出していたり、フランチャイズの形態があったりと商流がたくさんあるので、いろんな収益認識をみることができて、すごく勉強になっています。

Iwata)投資信託では投資法人自体に従業員がいないので、人件費がなかったのですが、名古屋の製造業では人件費の監査手続きを実施していて、手続き内容の話をしたり、一方で私のあまり経験のない勘定科目の監査手続きの話をしてもらったり、会話を通じてお互いのナレッジが共有されていると感じています。
名古屋での経験が、部門をまたぎ、結果として品質面で貢献ができているのではないかと思うとうれしいです。

Murase)東京では、名古屋では担当していない勘定科目を担当しています。また、名古屋が会社法監査で東京が金商法監査なので、幅の広い経験ができており、自分の成長につながっていると感じています。

―これから目指したいキャリアを教えてください。

Iwata)私は名古屋と東京の両方の仕事ができる今の状態がすごく合っていて、色々な経験ができることがとてもありがたいです。できる限り両方の仕事を続けていきたいと思っています。元々、「これを極めたい」という希望があったわけではないので、今与えてもらっている機会を上手く自分の将来につなげていけるように頑張りたいと思います。

Murase)私は2つの業界の製造業を担当していますが、せっかく名古屋事務所にいるので自動車関連のクライアントにも関わりたいですし、もっと色々な業種を経験することで幅広い視野をもてるようになりたいです。
あとは、さまざまな経験で得た知識を使って社会課題を解決するお手伝いができたらと考えています。既に、里山を守りながらビジネス化していくスキームをつくるお手伝いをするプロボノ活動にも関与を始めていて、今後も自分が培ったものを色々な機会で活かしていきたいです。

Yamamoto)私も、この部門を超えたアサイン制度を活用して、色々な業種の監査を経験し、さまざまなビジネスを学んで自分の幅を広げていきたいです。
監査とは違う形でクライアントの役に立ちたいという希望もあるので、内部統制の構築支援や会計システムの導入支援などのアドバイザリー業務を通じて、クライアントをサポートするような仕事もやっていきたいです。今年は新たにアドバイザリー業務にもアサインしてもらったので、監査業務とアドバイザリー業務の両方を頑張っていきます。これからもチャレンジできることは積極的にチャレンジしていきたいです。

(Iwata) 「知ろうとすること、学び続けること」 対人関係や、仕事など、良好に進めていくためには、知りたいという気持ちが大切だと考えています。相手の気持ちや考えを知り、その上で円滑にコミュニケーションがとれるよう、心がけています。

(Murase) 「誠実に社会と向き合うこと 」 誠実に業務に取り組み、得た知識・経験を社会に還元していくことが大切だと思います。

(Yamamoto) 「自分の心に正直であること 」 クライアントに対しては言いにくいことでも言わなければいけない場面がありますが、そういう時は自分の心に従って、クライアントと正面から向き合うことがプロフェッショナルとしてあるべき姿だと思います。