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なぜPwC Japan有限責任監査法人に? 海外大生就活体験記(UofT・ビジネスリスクコンサルタント・RA)

T.Inoue
2023年10月
ビジネスリスクコンサルタント
出身大学:University of Toronto, St.George Campus(トロント大学 セント・ジョージキャンパス)
採用ルート:ボストンキャリアフォーラム


バンコクで生まれ育ち、カナダ・トロント大学へ進学

私はタイのバンコクで生まれ育ちました。小学校からインターナショナルスクールへ通い、高校卒業後にカナダへ留学。トロント大学で公共政策学、政治学、経済学を学び、卒業した年の10月にPwC Japan有限責任監査法人に入社し、リスク・アシュアランス部(RA)に配属されました。

小中高時代には、同学年に日本人がほとんどおらず、先生も全員英国人でした。そのため、自然と海外の友達とのつながりが増え、日本語でのコミュニケ―ションの機会は国語の授業や家族と食事する際に限られてしまいました。そのような背景があり、大学進路について考える際、日本の大学への進学は検討せず、友人と一緒に海外の大学に進学することを選びました。欧州の大学に進学する同級生が多い中、私は世界でもトップクラスの教授のもとで学ぶことができ、研究分野が強いトロント大学に進学することを決めました。

大学時代は、優秀な生徒や教授に囲まれている貴重な時間であるため、「授業とリサーチをやるだけではもったいない」と思い、さまざまなクラブ活動に参加しました。

大学の模擬国連の開催や日本の国際関係・政策を研究するチームに入るなど、コロナ禍で人との交流が少ない中、少しでも自分が思い描いてた大学生活を送れるよう積極的に活動していました。入社してまだ1年も経っていませんが、大学時代以上の熱量で、自分が理想とするキャリアを歩めるよう日々努力してます。

コンサルティングと公共に関わる仕事に絞った就職活動

私は割と早めから就職活動を始めた方だと思います。母から、「まだ就職のことはよく分からないと思うけど、面接の雰囲気だけでも感じておいた方がいいのでは」と言われ、ボストンキャリアフォーラム(通称ボスキャリ)には大学1年目から参加し、手ぶらで面接に行ったことを覚えてます(今考えるとあまりよくないですね……)。

高校時代には、「ビジネスマネジメント」という授業を4年間取っていたため、大学で勉強した法律や政策関係の仕事以外であれば、ビジネスやコンサルティング関連の仕事に就きたいと思ってました。そのため、ボスキャリではコンサルティング公共に焦点を絞り、就活活動を行いました。

大学1年の終わりに新型コロナウイルス感染症が流行してしまったため、私の就職活動はほとんどオンラインでした。ボスキャリの書類選考を通過した後はオンラインで1次面接を受けたのですが、カナダにいたため日本時間に合わせて朝の3時ごろに面接がたくさんあったことを覚えてます。当法人の内定がでたのが大学2年の始めだったので、そこで自分の就職活動が終わり、それ以降は色々な分野の経験を積むために、夏のインターンシップ先を探そうとボスキャリに行ってました。早めに内定をいただけたため、3年生と4年生の時には勉強や研究に集中ができ、将来に不安がなくリラックスして大学生活を送ることができました。

「攻めのコンサル」と「守りのコンサル」があることを知る

高校生の時に国連でスピーチをした体験がもととなり、国際関係学や法律に興味を持つようになりました。大学でも国家政策や制度の比較などについて学びながら、オンタリオ州裁判所で書記のアルバイトをしてました。しかし、米国・カナダの政府機関や法律関係の仕事に就くためにはその地域の司法試験や国家資格が必要となることがあり、他の市や国へ移住しにくいことがネックとなり断念しました。そのような理由もあり、上述したようにクライアントサービスやコンサルタントをやってみたいと思い、さまざまなコンサルティングファームに応募しました。
大学2年生の時、ボスキャリの出展企業の中にコンサルティングファームではない会社がコンサルタント職を募集していたことが気になり、詳細を見てみたのがPwC Japan有限責任監査法人のビジネスリスクコンサル職でした。

そこで初めてコンサルの中には、「攻めのコンサル」と「守りのコンサル」があることを知りました。「攻めのコンサル」は戦略コンサルティングのように売上を増やすなど、ビジネスの拡大を支援するのに対し、「守りのコンサル」はシステムやビジネスプロセスに対して、内部統制が整っているかを評価し、アドバイスを行います。部門のディレクターの方がこう言ってました。「レーシングカーを製造するにあたって、スピード(売上など)だけを求めてはいけない。ちゃんとブレーキも高品質だということを確認しなければならない」と。
公共政策は、インシデントや問題が起きた後に作られることが多いです。しかし、私は問題が起こる前に保守的な観点から何ができるかを考えることが大事だと思っています。ビジネスリスクコンサルタントの職業は、私が大学で勉強していたこととマッチしている、かつサイバーセキュリティなど現代に不可欠な分野の知見を深められる職だと思い、入社を決意しました。

これから就職活動を始める皆さんへ

やめる前に頑張ること、頑張っても上手くいかなかったらすぐやめることだと思います。「自分の思ったように行かなかったから」と投げやりにするのではなく、一度頑張ってみたら案外上手くいくこともたくさんあります(私の苦手なセロリは何度食べても好きにはなれませんでしたけど)。しかし、頑張っても上手くいかない時もあります。その場合は人の目を気にせず、自分で他の可能性や機会を探し、自分が活躍できる場所を見つけるのも大事だと思います。人生は限られた時間の中でどれだけ自分のためになるアクションをできるかが大切です。時間を無駄にせず、自分なりの行動力を発揮し、自分が本当に輝ける場所を探してください!

「責任感」だと私は思います。
個人的にはどれだけミスや間違いをしてもいいと思っているのですが、なぜそのようなミスをしたのか、ロジックを組み、説明できるようにしなければならないと思います。そうすることにより、どの思考プロセスで間違えたかなど、先輩や上司からアドバイスを貰い成長できると思ってます。自分がした作業は責任を取り、ミスした時は人に擦り付けず、プライドをもって仕事に挑むことがIntegrityだと思います。

ボストンキャリアフォーラムに今年も出展します🎉🎉
2024年11月15日(金)- 17日(日) 企業ページはこちら

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