リモート飲み会がきっかけで入社へ。学生時代に勉強した会計の知識を活かせる仕事をしたい!【TCC】
PwC Japanグループには、職員が知人・友人をキャリア採用に紹介する制度(リファラルプログラム)があります。この制度を利用して入社する職員が年々増えており、今回はその活用事例を紹介します。
プロフィール
― お二人の出会いについて聞かせてください。
(Daikoku)前職の職場で出会った元同僚になります。経理業務などのアウトソーシングを請け負う会社です。
(Oz)はい。私が中途で先に入社していて、Daikokuさんが新卒で後から入社したんですよね。
(Daikoku)そうですね。確か2018年だったから・・5年近く前ですね。
(Ozu)5年ですか、Daikokuさん若いですね(笑)。
― 前職での先輩・後輩の関係でいらっしゃったんですね?
(Ozu)まあ、そういうことになりますね(笑)。
私はクライアント先に常駐していてDaikokuさんは事務所にいたので、実際に一緒に仕事をしたことはあまりなくて。会うのは月1回の会議の時くらい。
(Daikoku)はい。私が残業で残っていると、事務所にOzuさんが来て話をしたり。
(Ozu)そうでしたね。一時期、私が担当していたクライアントの業務をDaikokuさんにサポートしてもらったことがあって、仕事振りは知っていました。
― 今はどんなお仕事をされているのですか。
(Ozu)私は主に監査チームの皆さんと一緒に働いていて、現場対応で低リスク領域の監査業務に携わっています。資料の作成から分析ツールを使ったデータ処理、数値の確認まで業務の幅は広く。他にも監査の閑散期には英文研修資料の日本語翻訳に携わったこともありました。
(Daikoku)私はOzuさんと違って、数値の確認など監査寄りの業務が中心です。
(Ozu)同じ会計テクニカルスペシャリスト職でも、現場のチームにアサインされるメンバーと、オフィスで業務を集約して作業を進めるメンバーがいて、私は前者なので現場のチームから色々な業務の依頼があります。
(Daikoku)私は後者で、多くのクライアントに共通する現預金・純資産などの低リスクの勘定科目の監査手続を一括して請け負って対応しています。
ーOzuさんは、Daikokuさんのどういうところが、PwCに合うのではないか、と思ったのでしょうか。
(Ozu)Daikokuさんは、進捗管理の仕方や時間の効率的な使い方など仕事の進め方が上手で、PwCに合うんじゃないかな、と思っていました。
(Daikoku)連絡の頻度や伝え方はOzuさんが教えてくれたんですよ。たまにメールの文章を添削してくれたり。
(Ozu)ありましたっけね。偉そうですね(笑)。あと、Daikokuさんが同期のメンバーと効率的に仕事を進める方法や職場の雰囲気の改善について議論をしていると聞いて、積極的に組織に関わろうという姿勢が若いのにすごいな、と思っていました。
(Daikoku)はい、PwCのSpeak Upのカルチャーは自分に合っていると思います。
(Ozu)Daikokuさんはコミュニケーション能力も高いので、別のチームにアサインされるたびに新しい人と一緒に仕事をするPwCの働き方にも合っているんじゃないかなとも思いました。
(Daikoku)性格的に新しい誰かと出会って仕事をしていくのは好きなタイプなので、新しいチームにアサインされた時は、決まった時からどんなメンバーと一緒に仕事をするのかなとワクワクしています(笑)。
ー 紹介された経緯を詳しく教えてください。
(Ozu)前職の同僚で面倒見のいい方がいたのですが、彼に誘われて前職のメンバーが集まるリモートでの飲み会に参加したことがきっかけです。PwCの仕事のことやリファラル採用制度があることを話しました。「紹介できるから興味あったら言ってね」、と。そうしたら、Daikokuさんがメッセージをくれて。
(Daikoku)そうでしたね。その後八重洲で直接お会いしたような気が……。
(Ozu)会いましたっけ? えー、全然覚えてないな。八重洲で? そうだっけ? すみません(笑)。
ー リファラル促進のための食事代補助制度を使ったのでは?
(Ozu)いや、使っていないですね。私の記憶では何度かやり取りして、部門のパンフレットなど資料を渡して、「ゆっくり考えてね」と伝えました。
(Daikoku)はい、それで少し時間をいただいて検討してから、正式に応募する意思を伝えました。
(Ozu)それからリファラル制度について社内のイントラネットを調べて、手続きを進めました。
(Daikoku)履歴書と職務経歴書を提出したら「書類選考が通過した」とすぐに人事の方から連絡をいただいて面接を設定していただいた、という流れです。
ー 何回面接しましたか?
(Daikoku)2回ですね。初回は現場のメンバーで、2回目が部門のパートナーと人事の方でした。
ー 選考プロセスはスムーズに進みましたか?
(Ozu)スムーズでしたよね。
(Daikoku)はい。私の記憶だと内定が出るまで1カ月もかかっていないです。
ー Ozuさんからはどんな風に紹介を受けましたか?
(Daikoku)会社の雰囲気や社員の皆さんの考え方・仕事に対する姿勢について教えていただきました。「個人の意見や考えを尊重してくれる」というお話が私には一番響きました。
(Daikoku)以前に私たちがいた会社は少し個人主義的なところがあって、分からないことがあっても周りに相談しにくい雰囲気だったので、自分には合わないと感じていました。
(Ozu)そうですよね。PwCではどうやったら上手く回るか、みんなで考える協力的な雰囲気があるので、そういったカルチャーや社風を伝えました。
(Daikoku)PwCでは周りからフィードバックをもらえる、自分に何が足りないのか気付きになる、そういった環境が常にあるという点が私にとっては大きかったかな、と思います。
(Ozu)あとは、Daikokuさんには「学生の時に学んだ会計の知識を生かしたい」というキャリア志向があると聞いていたので、そのあたりも伝えました。
(Daikoku)そうなんです。大学2年生から3年生の冬ぐらいまで勉強したのですが、資格取得を諦めて就職したんです。資格がなくても会計の知識を活かして監査の一端を担える仕事があると初めて教えてもらって、希望を持ちました。「ここしかない!」と思いましたね。
(Ozu)私も似たようなことは思いましたね。「もっと若い時にこの仕事に出会えていたら」、と思います。
(Daikoku)Ozuさんは、いま米国公認会計士(USCPA)の資格取得の勉強をされていますよね。
(Ozu)はい。祖母の介護と両立していた時期もあったので進捗はゆっくりですが、自分のペースで勉強を続けています。来月も試験があるので、頑張ります!
(Daikoku)私も資格取得を視野に入れているので、柔軟な働き方ができる環境かどうかは重視しました。監査は閑散期と繁忙期がはっきりしているので、時間に余裕がある時に勉強をするなどメリハリのある働き方ができますし、資格取得補助*1や試験休暇などの制度が充実している点も魅力的でした。
*1部門に所属する職員の約半数が資格費用補助制度を活用し、簿記・米国公認会計士、語学関連の資格などを取得しています。
― 実際に入社されてみて、いかがですか。
(Daikoku)些細なことに対してもよく感謝してもらえる、というところでしょうか。「ありがとう」とよく言われるのは、入社してからギャップに感じたことです。
(Ozu)あ、それは私も思いました。
(Daikoku)「ちゃんと見てくれてるんだな」と感じますよね。
(Ozu)勝手なイメージですが、最初は会計士の方が多い会社なので「資格を持っていないメンバ―は肩身が狭いのかな」と思っていたのですが、本当に些細なことでも「ありがとう」と言われるので驚きました。
(Daikoku)はい。日々の業務の中で感謝を伝えてもらえるのは嬉しいです。私も周りに「ありがとう」と伝えていこうと思います。そういう風に前向きに仕事ができる環境です。
(Ozu)そうですね、前向きに仕事ができるのがいいですよね。ARIGATOポイント*2もあるしね(笑)。
*2ARIGATO Now Program
職員同士のレコグニションを促進し、互いにケアの精神を実践できる取り組みとして、独自のピアボーナスプログラムを導入しています。感謝や称賛・レコグニションを示したい職員の行動に対して、ポイントを贈ることができます。
― 入社後、お二人は連絡を取っていますか?
(Ozu)いえ、あまり(笑)。Daikokuさんはコミュニケーション能力が高くて自分で解決しちゃうから、あまり連絡がこないのかなと思ってます。
(Daikoku)そんなことないですよ。入社したての頃はOzuさんにチャットで色々と聞いてました。
(Ozu)そうでしたね。
(Daikoku)はい。嬉しかったのが、Ozuさんが社内の用語集のリンクを送ってくれたことです。
(Ozu)ありましたね。私も入社して2年くらい経ってから用語集の存在を知って、「これは送らねば」と思ったんです。
(Daikoku)すごく嬉しかったです。
(Ozu)いま、新しく入社した方のメンターをやっているんですけど、入ってきた人にはこれを伝えないといけない、という気付きにもなりました。
(Daikoku)なるほど。
― リファラル採用制度を利用して、よかったこと。
(Ozu)やっぱり縁が続いているから、それはいいなと思いますね。知ってる人が増えるのは心強い気持ちになりますよね。
(Daikoku)私も、Ozuさんがいると安心感があります。
(Ozu)今日*3も社内のYear End Partyがあるのですが、Daikokuさんを誘っていけたりもするので。
(Daikoku)そうですね。
(Ozu)なんか今日は、同窓会みたいでしたね(笑)。
*3対談は2022年12月21日に実施しました。